デュタステリドとフィナステリドの違いは？　効果やDHT阻害率について

１．ホルモン産生を阻害する能力

 2つの薬の最も明らかな違い
それはホルモンの生成に関与する酵素5-アルファレダクターゼを阻害する能力です。ご存じのように、体内のジヒドロテストステロンまたはDHTは男性の脱毛を引き起こす可能性があります。

フィナステリドでは、5-アルファレダクターゼは全酵素の約70％を阻害しますが、デュタステリドは最大90％を阻害します。つまり、mg / mベースで、デュタステリドはDHT産生をより多く阻害します。

２．FDAによる承認の有無

         フィナステリドはもともと前立腺疾患の治療に使用される薬でした。その後、男性の遺伝性脱毛の治療に使用されました それは比較的安全な薬であるため、両方の適応症でFDAに合格しています。

         しかし、後に登場したデュタステリドは、前立腺治療の適応症でFDAを通過したばかりです。遺伝性薄毛治療についてはまだ承認段階にあります。医療用の場合、適応外使用または適応外使用と呼ばれ、結果が明確であると本当に確信している場合にのみ使用されます。

３．2つの薬の効果を比較

         研究によると、デュタステリドはより薄毛を防ぐことができるはずです。そして、医師のチームは、917人以上の患者で2つの薬を比較し、両方の薬が薄毛の治療に役立つことを発見しました。さらに、デュタステリドグループでは、24週間後に髪の毛が増え、フィナステリドに対しより髪の毛が多くなりました。

まとめ

FDAによって認められている髪の問題に使用される薬はフィナステリドですが、アメリカにおいてもデュタステリドのより高い効果を示す研究結果が出ています。フィナステリド服用経験のある人の中には、その効果をさほど感じられなかった人もいるかもしれません。そのような人については、フィナステリドよりもさらにDHTの形成を阻害することができるデュタステリドに切り替えることについて、医師に相談することを検討するべきかもしれません。